一人の踊り子に翻弄される「荒野のガンマン」

個人的な西部劇

Howdy!
Miki3(ミキさん)です。

今回は「荒野のガンマン」のついての紹介です。
1961年に作られたワーナーブラザーズ映画で西部劇の復讐と裏切り、哀愁が込められた珠玉の作品です。

■あらすじ

南北戦争が終結し、戦時中に頭の皮をはがされそうになった元北軍のイエローレッグは元南軍のタークとビリーを仲間にして自分の頭の皮を剥がそうとした敵に復讐を誓う。
旅の途中で踊り子のキットと出会う事で復讐心とは何かと心が揺らいでしまう。

■登場人物

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E9%87%8E%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3

イエローレッグ:ブライアンキース

帽子を脱ぐのを嫌がる主人公。南北戦争の時、自身の頭の皮をはがそうとした相手を探し復讐を誓う。
戦争時に右肩に銃弾を受けて痛めていて上手く撃つことが出来ない。

ターク:チル・ウィルス

ギャンブルが好き。将軍になることが夢で、自分の軍隊を持ち独立国家を作りたい野心家でもある。

ビリー:スティーブ・コクラン

お調子者で2丁拳銃使い。背中から撃つのが嫌いで意外と義理堅い銃の名手。銃の使い方はタークから教わった。

キット:モーリンオハラ

ダンスホールで働く踊り子で未亡人。
1人息子がいる。

■ここが見どころ!

最初から弱点まる見えの主人公

西部劇の主人公は、負けなしでどんなピンチでもくぐり抜けてきた負けなしのガンマンというのが一般的な印象だがイエローレッグはちがいます。ガンマンの命「利き腕」の肩を怪我をして上手く撃つ事が出来ず、戦力は普通のおじさんくらい。

頭の皮をはがされそうになって復讐心だけで動くイエローレッグは1人の踊り子に出会った事で、心の支えだった「復讐心」が揺らいでいきます。

元々は敵同士だった仲間

タークとビリーは元々南軍で、リーダー気取りにふるまう元北軍のイエローレッグを煙たがっていました。
しかし、2人とも後ろから撃つという卑怯な真似はしたくなく、ビリーに拳銃の使い方を教えたタークは何とかビリーにけしかけようとします。

イエローレッグは元々銃の名手だったようですね。

■実はあまりガンファイトはない!?

拳銃を撃つシーンは序盤と終盤の2回ぐらいでそこまでガンファイトは出てきません。
確かに、利き腕を怪我しているイエローレッグにガンファイトはあまり出番はありませんからね。

その代わり、ヒーロー的な物語でなく人情味のある西部劇となっています。

■実はスパイダーマンにも出演していた!?ブランアンキース

イエローレッグを演じていたブライアンキースはアニメ版スパイダーマンのベンパーカー役としても活躍していました。
とても器用な俳優さんでしたね。

ヒロインのモーリンオハラはエスメラルダ!?

ヒロインのキット役を演じたモーリンオハラは1939年の映画「ノートルダムのせむし男」のエスメラルダ役で俳優として活躍していました。

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