【ウエスタン】西部開拓時代の食事

ウエスタン

Howdy!

Miki3(ミキさん)です。

冷蔵庫もない西部開拓時代ってどんな食生活だったのでしょうか?
今後自分も再現飯を作ってみたいと思っていたので今回は「食事」について調べてみました!

■開拓時代のアメリカ西部は厳しい環境だった

乾燥が続く荒野の中でみずみずしい野菜が手に入るのはなかなか難しい
当時の開拓者の農業知識は未熟で生産性は低く、家畜のエサの確保もままならない状況だったのでに点々と移動を続けていました。
食料が潤沢しているとは限らないので厳しい環境でも育つ作物が選ばれました。

■荒野で選ばれた作物

トウモロコシ

トウモロコシは乾燥させ長期保存が可能な食材です。乾燥させた干しトウモロコシを引いて小麦粉のような使い方をするのが一般的となっていました。

主にキドニービーンズ(赤インゲン豆)やひよこ豆が主流でした。ほかにも種類はあるとは思います。
乾燥し長期保存ができて重宝されます。また水で戻すことで膨れ上がりお腹を満たしやすくたくさん生産されました。

じゃがいも

過酷な環境下でも育つ代表的な作物。戦時中の日本でもいたる所で栽培され調理されてきました。

■肉について

肉自体は自分たちで育てている牛もいましたが、主に野生の動物を狩ることが主流でした。ガチョウや鹿、七面鳥など狩り自分で解体して肉を確保していました。

■自給自足の生活は重労働

当時はまだ電気が普及していない地域も多く、日が出て作業をはじめ日の入りで作業終了しそこから明日の準備や狩ってきた動物の解体が始まります。
なのでカウボーイ達の食事量も多いのでスープ状の食事でかさ増しをしてお腹を満たしていました。

■西部開拓のグルメ

コーンブレッド

コーンブレッドはその名の通りトウモロコシ粉を使ったパンで西部開拓時代の主食であり、感謝祭の定番料理でもあります。

映画「グリーンマイル」でも出てくるほどアメリカのソウルフードです。
ちなみに、原料グレインとして80パーセント以上のコーンで出来たウイスキーを「コーンウイスキー」、原料の51パーセント以上のトウモロコシ・ライ麦・小麦・大麦で出来たウイスキーを「バーボンウイスキー」と言います。

チリコンカン

西部劇「風来坊」でテレンスヒルが食べていたものですね。
調理方法も難しくなくおなかも膨れるので定番料理でした。

シチュー

シチューといっても肉だけでなく内臓なども入ったなんでもシチューが多かったようです。
キャトルドライブ(牛を追って長距離の移動キャンプ)の最中に動けなくなった牛を解体しあり合わせの作物で煮込む料理でした。
当時は愛称として「SON OF A GUN STEW(COWBOY STEW)」とも呼ばれていたようです。

■カウボーイコーヒーはフィルターは不要

現代のコーヒーはフィルターやサイフォンなど様々な道具がありますが、西部開拓時代にはそんなものはありませんでした。
単純に荒く砕いた豆を沸いたお湯の中に入れて煮るだけです。

沸いたコーヒーをそのままカップに入れると豆くずだらけになるので差し水や冷たいナイフを入れて豆くずをケトルの底に沈める方法を使用してました。

また、日中は薄いコーヒーを飲み、見張りをするときは濃いコーヒーを飲んで大切な家畜を守ります。

■サルーン(酒場)が大衆食堂の代わり

西部開拓時代は娯楽が少なく食事や飲酒、情報交換の場としてサルーンが使われていました。
なので現在の居酒屋のような扱いだったんですね。
また、映画では殴り合いなどが良くみられると思われがちですが、身分関係なくいろんな人が集まるのでヘタに騒動を起こすと保安官を呼ばれてしまいます
なので、乱闘はめったになく「表に出ろっ!!」が多かったようです。

■まとめ

開拓時代の厳しい時代を築いてきたカウボーイたちは究極のサバイバーなのだと実感できますね。

ウエスタンキャンプやってみようかなぁ。

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